中国では「刺五加(ツーウーチャ)」は古くから研究され、16世紀の中国の「本草綱目」には「刺五加(蝦夷ウコギ)のひとつかみは、車いっぱいの黄金にまさる」と記載されております。ソ連では1968年ソ連科学アカデミーのブレークマン博士が「エレウテロコックの有用性」を発表してから一躍脚光をあびるようになり、オリンピック選手や宇宙飛行士に飲ませていた事が海外に広まりました。この情報をキャッチしたNASAの宇宙食を研究していた世界生命調査研究所では、さっそく北海道大学薬学部薬用植物園に問い合わせました。同園では北海道内の生育分布を調査した結果、北海道東部地域(北見・足寄・本別)を中心に自生している事が判明しました。同時に北海道の蝦夷ウコギサンプルをNASAの研究所に送ったことから、急激にその話題はひろまり一気に注目を浴びるようになりました。 |